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てら
てら
田子浦小学校からは徒歩10分、田子浦中学からは徒歩7分。富士南小、富士南中学区からも通える学習塾です。これまでずいぶん多くの子供たちと接してきました。これからも地域の子供たちのために全力を尽くしていきますよ。まだまだ若いモンには負けられません。

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2013年05月31日

高校入試問題を見てみよう。(6)

最後は社会です。
社会の勉強について、翌こんな会話がされているようです。

「兄ちゃん、社会ってどうやって勉強すればいいの?」
「簡単だよ。覚えちゃえばいいんだよ。覚えちゃえば」

確かに、社会は知識が多い方が有利です。基本的な用語はしっかり覚えておく必要があります。しかしそれだけではやはりダメなのです。
例えば、次のような問題です(今年度入試問題から抜粋)。
図3の中のア~エは、都市の位置を示している。図3のア~エの中から、江戸時代の経済の中心地で、「天下の台所」とよばれた都市の位置を1つ選び、記号で答えなさい。

この問題では、「天下の台所」という言葉を知っているだけでは不十分です。天下の台所=大阪そしてその場所がどこか、を理解している必要があるのです。また、「山口県はどこ?」という問いかけに対しては、「本州の一番西」と答えられても、「壇ノ浦はどこ?」とか「下関条約が結ばれた場所は?」ときかれると、それが山口県にあるというこtが分からない生徒も結構います。歴史を勉強するときも地図帳をそばに置いて、地理的関係も理解するようにしたいですね。
社会の入試問題では、全問題数の約70%が記述・論述式問題で占められています。記号選択式問題、語句記述式問題はいずれも基本的な内容ですが、配点の高い説明形式の問題をしっかり答えなければ、高得点は望めません。
また、たくさん出てくる資料をしっかりと読み取る力や、普段からニュースや新聞等に目を通し、社会の動きにも目を配っておくことも必要です。次の問題は、入試問題の最後の設問です。<資料のどこに注目すればよいか、解答をどのように書けばよいか、よく考えて解答したいものです。中1の皆さんも,「2年数ヶ月後にはこのような問題を解くことになる」、ということを考えながら今の勉強をしてほしいですね。

現代の日本では、経済のグローバル化が進展する中で、雇用形態の多様化が進んでいる。グラフ8は、1990年と2010年の、労働者のうち、正社員と正社員以外(パート、アルバイト、派遣社員、契約社員など)の割合を、グラフ9は、2010年の、正社員と正社員以外の、年齢別の賃金を示している。また、表2は、2008年の、派遣契約数に占める派遣契約期間別の契約件数の割合を表したものである。グラフ8,グラフ9、表2から分かる日本の労働者を取り巻く雇用の現状と、現状から考えられる労働者の生活の問題点を、70字以内で書きなさい。
  

Posted by てら at 10:00Comments(0)高校受験

2013年05月30日

高校入試問題を見てみよう。(5)

今日は、理科です。
次の問題は、大問1からの抜粋です。(2)は中1の内容です。記号を選択する問題です。(3)は中2範囲からの出題です。解答には自分の言葉で説明することが求められています。




静岡県の理科の入試問題の特徴は、記述式の解答形式が多く、記号選択が少ないことです。今年は33の設問のうち、「簡単に書きなさい」等、文章や式で答える設問が13問、計算結果の数値やグラフを描画する設問が4問、合計で52%を占めています。例年大問1は理科についての基礎的な設問となっていますが、その中でも、教科書内容のしっかりとした理解が必要とされています。「覚えればいいんでしょ」的な勉強では、とても歯が立たない、ということを中1のときから心に刻みながら勉強してほしいですね。  

Posted by てら at 10:30Comments(0)高校受験

2013年05月25日

田子浦小学校大運動会!

今日は田子浦小学校で運動会が開催されています。我が教室の生徒たちも奮闘中です。
写真は6年生によるムカデ競走ですが、見えるかなぁ、見えませんねぇ顔07

  

Posted by てら at 12:03Comments(0)イベント

2013年05月23日

高校入試問題を見てみよう。(4)

今日は数学です。
問題数は大問1~6で小問が20題と例年通りです。所々少しずつ難しい問題があり(すごく難しいわけではありませんが)、全体として平均点が昨年より大きく下がることになりました。
数学では、前半の計算を含む基本問題を正確に処理することが大切です。また、後半の関数や図形の問題の中にも小問として比較的答えやすい問題が含まれています。焦らず、あきらめず、しっかり問題を見ていきたいですね。ざっと見たところ、数学が得意でないという人でもがんばれそうな問題は8~10問くらいありそうです。それだけで半分程度は得点できることになりますね。
数学で難しそうな問題を見ただけで頭が真っ白になって普段の力を出し切れない、という人がいます(私の教室にも…)。まずは確実なところから解いていきましょう。

  

Posted by てら at 10:00Comments(0)高校受験

2013年05月22日

高校入試問題を見てみよう。(3)

今日は英語です。英語は出題形式がほぼ決まっており、今年も例年通りの出題形式(リスニング・対話文読解・英作文・長文読解)でした。英語のテストで問われるのは、総合的な英語についての知識と表現力です。日頃から教科書に出てくる太字の単語や動詞の変化などはしっかり練習しておきたいですね。
また、英作文では、「みせてくれない?」、「はやっているからね」など、そのままでは英語にしづらい出題のされ方がされました。与えられた日本文にとらわれることなく、「どんな内容を伝達したいのか」を考え、自分の知っている表現で書くことが必要です。
対話文・長文については、英文の難易度は平均的ですが、その文章量が教科書の文書量に比べてかなり多いということに注意しなければなりません。問題を見て戸惑わないよう、普段からある程度の分量の長文問題で練習しておきたいですね。
最後に英語の勉強方法についてですが、まずは、徹底的に文法問題をやりこなすのが良いと思います。できるようになるまで何度でもやることです(答えの順番だけ覚えてもだめですけどね…)。そのときにそれぞれの英文の意味についても覚えるようにしましょう。英語は誰でもできるようになります(ネイティブスピーカーのように話すのは難しいかもしれませんが…)。しかしそのためには練習が必要です。不断の努力が確実に形になる教科が英語なのです。頑張ってください顔02

  

Posted by てら at 10:00Comments(0)高校受験

2013年05月21日

高校入試問題を見てみよう。(2)

今日は国語の問題を見てみました。
国語では、一が物語文、二が説明文で長文読解問題が二題出題されています。どちらも小問六問の中に、漢字の読み書きや文法問題がなどが組み入れられています。漢字も文法もごく基本的なもので難しくはありませんが、やっかいなのは、記述問題が多いことです。一の(6)と二の(6)はともに60字以内で説明する問題です。また、三では説明文を考えて補う問題、最後の五では、180字以内の課題作文と、記述式問題が多いのが静岡県の国語の特徴です。指示語や接続語などを手がかりに、文章内容を正確に読み取り、設問にあわせてまとめる力が要求されそうです。
今年の問題の前受験生の平均点が30.83、標準偏差が7.12ということですから、あまり差がつかなかった教科ということができるかもしれません。ということはつまり「失敗できない教科」であるということでもあります。普段からしっかり記述問題の練習を積んでおきたいですね。

  

Posted by てら at 10:20Comments(0)高校受験

2013年05月20日

高校入試問題を見てみよう。(1)

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
孫子の平方として有名な言葉です。意味は、
「敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはないということ」

高校入試についても同じですね。どんな問題が出題されるか、その傾向をつかむことはこれから入試に向けた勉強をする上でも大変役に立ちます。
が、今日はその前置き。というか、いきなり寄り道顔07。「孫子」についてです。

「孫子」というのは、実は書物の名前です。書かれたのは紀元前500年頃の中国です。日本では縄文時代後期から弥生時代の初めにかけての時代ですから、中国という国はやはりたいした国です(最近少々日本と仲が悪いとはいっても…)。著者とされているのは、「孫武」という人物で、それまで、「戦いの勝敗は天運に左右されるもの」と考えられていたものを、「勝った方には勝った理由があり、負けた方には負けた理由がある」と分析したのでした。日本には、奈良時代頃に伝わり、以来、戦争に勝つためのテキストとして武士たちなどによって学ばれました。

というわけで、私も孫子にならって、今年度の入試問題を振り返ってみようと思い立ったわけです。

  

Posted by てら at 11:08Comments(0)高校受験

2013年05月18日

高校入試について考えてみましょう。(6)

模擬試験などを受験すると、成績表などに「偏差値」というのが記載されていることがあります。「偏差値が高い学校」とか、「低い学校」とか、「偏差値が○○だから合格できる」とか「できない」とか。どうも「偏差値」という言葉が一人歩きしているように感じることがあります。今日は、私たち塾に携わる者にとっての(というか、綿新個人的意見ですが)「偏差値」についてお話しします。

簡単に言うと、偏差値とは、ある集団でテストを実施した場合、自分の得点がどこに位置しているかを示すものです。たとえば、「テストで80点とった!」といっても、「みんなが100点とれる程度の簡単なテストだったのか」「80点以上とれた子が誰もいないくらい難しいテストだったのか」が分からなければ、「80点」がそもそも相対的に良い点なのか、悪いのかわかりません。そんなときに偏差値が役に立ちます。
 偏差値は次の式で求められます。

( 得点 - 平均点 ) ÷ 標準偏差 × 10 + 50
※ 標準偏差:得点の散らばり具合を示す数値です。

ある人の得点が、平均点と同じだった場合、その人の偏差値が50となるように操作された数値が偏差値です。
普通テストを行うと、受験者の得点分布は下の図のように、平均点付近が多く、平均点から離れれば離れるほど少なくなる山型のグラフになります。このような散らばり方を正規分布といいます。


 一般に、得点分布が正規分布に近い場合、偏差値40から60の間に約68.3%の人数が集まることが知られています。また、60以上(あるいは40以下)は、全体の約15.9%,70以上(あるいは30以下)は、全体の約2.3%になります。ただ、受験集団が変われば偏差値も変化するため、あくまでも目安として考えるべきものであり、絶対的な数値ではありません。また、偏差値は得点のように満点のあるものではありません。つまり「偏差値100を目指せ!」と発破をかけることに意味はありません。平均点が極端に高かったり、低かったりした場合、100を超えたりマイナスになったりすることもあります。実際私は、かなり昔の話ですが、偏差値106というのを見たことがあります。ある高校生の模試の成績表でしたが、「いったいどんなテストだったんだ」と教師仲間でしばらくの間話題沸騰だったことを覚えています。ま、それくらいめずらしいことであったということですが。
また、偏差値自体はある特定のテストにおける本人の学力的な位置を表しているだけです。いわゆる「学校の偏差値ランク」は予備校等が自社の行う模擬試験によって各自算出しているのです。
気をつけたいことは偏差値のみで高校を選ばないことです。学校の価値は偏差値のみで計ることは当然できません。むしろ、偏差値に反映されないその学校のよさ、特色を見極め、自分にあった学校を選ぶことが大切ですね。  

Posted by てら at 10:00Comments(0)高校受験

2013年05月17日

高校入試について考えてみましょう(5)

高校入試の学力検査つまり入試本番のテストとは、どんな問題なのでしょうか。私立高校は各校それぞれですので、全県で同じ問題を使う公立高校について見てみます。
一般入試の学力検査は、5教科、各50点点、合計250点満点のテストです。中には教科によって傾斜配点を採用している高校もあります。例えば富士高の理数科では、数学と理科の得点を1.5倍に換算して選抜を行います。ただし、これはどちらかといえば特殊な例と言えるかもしれません。
高校入試のテストの得点はいったい何点くらいとればいいのか、という質問を受けることがあります。これについては、高校によって、また年度によって違うので、本当に大まかなことしか言えないのですが、県全体の得点の概要については、資料が公表されています。今年の春の入試では次のようでした。

☆教科平均点 ( )内は昨年度
国語 30.83(31.41)
数学 21.55(25.04)
英語 28.03(26.26)
社会 32.58(28.12)
理科 28.69(24.15)

昨年の平均点と比べてみると、社会、理科がやや簡単になった反面、数学はかなり難しかったということが言えそうです。実際、私の教室でも、入試当日の夕方ににある生徒ががやってきて、泣きそうな顔で「数学ができなかったぁ」と肩を落としていた、ということがありました(無事合格したのでホッとしましたが…)。その生徒は図形の問題で手こずったようです。
入試問題は毎年かなり吟味されて出題されるので、極端な問題が出されることはないのですが、やはり数学は得手不得手の差が大きい教科ですから、難易度もその年ごとに異なります。しかし、本番までにしっかり準備をしておけば、「自分ができなかった問題は、他の人だってできる人多くないはず」と、大きなショックを受けずにすむでしょう。一番困るのは、1教科目や2教科目で失敗し、頭が真っ白になってそのあとの教科でも本来の力を出し切れなくなることです。そうならないためには、今からしっかりと準備をし、入試本番に自信を持って臨めるようにするしかありませんね。

  

Posted by てら at 10:00Comments(0)高校受験

2013年05月16日

高校入試について考えてみましょう(4)

今回の話にたびたび登場する内申点の話ですが、内申点とは中学校で作成する調査書に記載されている9教科の成績のことです。では、調査書とはどんなものでしょう。毎年6月頃に配布される「公立高校をめざすあなたへⅠ」で詳しく説明されていますが、ざっと次のようなことが記載されています。

1 氏名、生年月日等
2 クラス、出席番号
3 欠席の状況
4 必修教科の評定(中3の2学期までの学習状況についての5段階の絶対評価)
5 選択科目の評定(A,B,Cの3段階で評価)
6 総合学習について(テーマや取り組みを文章で記入)
7 特記事項(学習状況についての特徴)
8 特別活動の記録(学級活動や生徒会活動について十分満足できると判断されると○がつきます)
9 行動の記録(生活習慣、責任感、思いやりなどの観点で十分満足できると判断されれば○が記入されます)
10 体力テストの総合得点
11 特記事項(係や委員会などの活動内容が記載されます)
12 諸活動の記録(主に部活動などの顕著な実績)
13 その他(志願するに当たって高校に知らせておく必要があると思われること等)

いわゆる内申点というのは、上の4の「必修教科の評定」のことです。この評価は、定期テストの成績だけでなく授業態度や提出物なども加味されて評価されます。つまり、日頃の地道な努力が内申点として表われるということになります。やはり、常日頃から目的意識を持って勉強に取り組んでもらいたいですね。

  

Posted by てら at 10:00Comments(0)高校受験